2008年06月09日
トキメキ街の輝く人 no.05
「とろろや」「自然のごちそう きなこ」女将
(有限会社 森口 愛 社長)
森口 愛
森口 愛(モリグチ アイ)
有限会社 森口愛 取締役社長。22歳より飲食業を営み、人との縁を大切に、『とろろや』、『自然のごちそう きなこ』の女将として店をきりもりする。最近、念願だった野菜ソムリエの資格を取得。トイレ掃除が趣味。
有限会社 森口愛 取締役社長。22歳より飲食業を営み、人との縁を大切に、『とろろや』、『自然のごちそう きなこ』の女将として店をきりもりする。最近、念願だった野菜ソムリエの資格を取得。トイレ掃除が趣味。
接客も食べることも大好きーただそれだけで飛び込んだ世界
「こんにちは!」と、はぎれの良い挨拶とともに登場した森口さん。とたんに、電気のスイッチが入ったように、部屋中がぱっと明るくなった気がしました。森口さんは、人気のとろろ料理店「とろろや」と、今年2月に元城町にリニューアルオープンしたばかりの「きなこ」をきりもりする女将。最初の店舗の佐鳴台「とろろや本店」を始めたのが18年前。「料理屋のことも何も知らずに飛び込んだんです。」と、この仕事を始めた当時を振り返ります。なんと店を始めたきっかけは占いなのだとか。「東京に住んでいた頃、浜松に有名な占い師がいると知り、占ってもらったら『商売の星がある』と言われたんです。その後浜松に戻ると、もともと他の人が経営していた佐鳴台のとろろ茶屋が閉店し、買い手を捜しているという話があって。『やるやる〜!』ってノリで…。」そして、偶然手に入れたとろろ茶屋を元手に店をオープン。22歳という若さでの決断というから驚きです。
女将としての大きな壁を乗り越え紡いでいったスタッフとの絆
店を抱えることで、若くして経営者となり突然従業員をまとめる立場に。はじめは周囲との連携もうまくいかず、悩んだ時もあったそう。「なかでも人との和をつくっていくのが一番苦労しましたね。」と森口さん。ですがある時から状況は一変します。「私、分からないことがあるとすぐ人に聞いちゃうんです。あの時も、一度皆で集まって話し合い、スタッフと正面から向き合うようにしました。そこで皆に、私のことを『女将』と呼んでもらうように伝えて、自分の中でも自分が思い描く『女将像』を固めていったんです。」と、壁を乗り越えた時のことを語ってくれました。
お客様に「ありがとう」と言ってもらえるお店を目指して
森口さんは現在『きなこ』の女将として店に立っていますが、その訳を聞くと、「私は現場が好きなんです。スタッフやお客様とじかに接することで、発見できることもあるので。」との答え。とろろやにある『かわら版』というご意見箱の存在からも、お客様の生の声を大事にしている姿勢が伺えます。そんな森口さんから、こんな言葉が。「ある講演で聞いたのですが、水の結晶は、『ありがとう』と唱えられると綺麗な結晶になるそうなんです。これは私たちのポリシーですが『お客様に”ありがとう“と言ってもらえるお店にしよう』と。人間はほとんどが水分でできてるでしょう?だからお客様からお礼を言われることで、私たちもお店も綺麗になれる気がするんです。」そんな森口さんの思いが確実に伝わっていると感じるエピソードがありました。『きなこ』オープン時には、なんと86個のお祝いの花が届いたのだそう。思わず涙が出るくらい感激した森口さん。これも、日頃から人との繋がりに感謝を忘れない彼女の人柄が顕著に現れた結果なのでしょう。彼女こそが街の輝く人・森口愛さんです。
「こんにちは!」と、はぎれの良い挨拶とともに登場した森口さん。とたんに、電気のスイッチが入ったように、部屋中がぱっと明るくなった気がしました。森口さんは、人気のとろろ料理店「とろろや」と、今年2月に元城町にリニューアルオープンしたばかりの「きなこ」をきりもりする女将。最初の店舗の佐鳴台「とろろや本店」を始めたのが18年前。「料理屋のことも何も知らずに飛び込んだんです。」と、この仕事を始めた当時を振り返ります。なんと店を始めたきっかけは占いなのだとか。「東京に住んでいた頃、浜松に有名な占い師がいると知り、占ってもらったら『商売の星がある』と言われたんです。その後浜松に戻ると、もともと他の人が経営していた佐鳴台のとろろ茶屋が閉店し、買い手を捜しているという話があって。『やるやる〜!』ってノリで…。」そして、偶然手に入れたとろろ茶屋を元手に店をオープン。22歳という若さでの決断というから驚きです。
女将としての大きな壁を乗り越え紡いでいったスタッフとの絆
店を抱えることで、若くして経営者となり突然従業員をまとめる立場に。はじめは周囲との連携もうまくいかず、悩んだ時もあったそう。「なかでも人との和をつくっていくのが一番苦労しましたね。」と森口さん。ですがある時から状況は一変します。「私、分からないことがあるとすぐ人に聞いちゃうんです。あの時も、一度皆で集まって話し合い、スタッフと正面から向き合うようにしました。そこで皆に、私のことを『女将』と呼んでもらうように伝えて、自分の中でも自分が思い描く『女将像』を固めていったんです。」と、壁を乗り越えた時のことを語ってくれました。
お客様に「ありがとう」と言ってもらえるお店を目指して
森口さんは現在『きなこ』の女将として店に立っていますが、その訳を聞くと、「私は現場が好きなんです。スタッフやお客様とじかに接することで、発見できることもあるので。」との答え。とろろやにある『かわら版』というご意見箱の存在からも、お客様の生の声を大事にしている姿勢が伺えます。そんな森口さんから、こんな言葉が。「ある講演で聞いたのですが、水の結晶は、『ありがとう』と唱えられると綺麗な結晶になるそうなんです。これは私たちのポリシーですが『お客様に”ありがとう“と言ってもらえるお店にしよう』と。人間はほとんどが水分でできてるでしょう?だからお客様からお礼を言われることで、私たちもお店も綺麗になれる気がするんです。」そんな森口さんの思いが確実に伝わっていると感じるエピソードがありました。『きなこ』オープン時には、なんと86個のお祝いの花が届いたのだそう。思わず涙が出るくらい感激した森口さん。これも、日頃から人との繋がりに感謝を忘れない彼女の人柄が顕著に現れた結果なのでしょう。彼女こそが街の輝く人・森口愛さんです。
Posted by nicco at 23:49│Comments(0)
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