トラットリアジージョのこだわりパスタソース
gysDESIGN×TRATTORIA GIGIO
[ Process:試作過程 ]
レトルト加工の工場へ!
浜松から隣の愛知県知多郡へ。試作品制作のため、シェフに同行して加工工場へ行ってきました。このあたりは昔から醸造工場が多く、今でも趣のある黒い外観の建物をたくさん見かけます。その中でもひときわ目立つ建物。こちらが今回ご協力いただく、「
イヅマン」(泉万醸造株式会社)です。
こちらの醸造工場で作られているものは、味噌、醤油の他、ドレッシングやレトルトカレーなど、普段の生活に馴染み深いものばかりです。
さっそくレトルト食品など、味の研究をされているスタッフのみなさんにご協力をいただき、試作品制作を開始。シェフが用意した具材や調味料を細かく計量して、味を確かめます。簡単そうに見えて、これが意外に難しい作業。余分なものは入れずにシンプルで健康的な美味しいソースづくりにこだわるシェフの試作が何度も繰り返されます。
みんなで試食をしながら、具材の分量配分や調味料、実際の仕入れの確認など、綿密な打ち合わせをしていたら、いつのまにか日が傾いていました。
さあ、この後は実際にレトルト加工をして仕上げた試作品ができあがるのを待つだけ。本当の意味での本番です。
[ Knowledge:知識 ]
レトルト食品の歴史
今や私たちの生活に当たり前のように存在するレトルト食品ですが、1968年以来、シチュー、スープ、パスタ、おかゆ、ご飯類の素、ソースなど、多様な用途に向けて開発が進み、メニュー提案、簡便化、低価格化されてきました。家庭用として普及したレトルト食品も、この40年あまりで業務用、外食産業での消費が進み、群を抜いているようです。
レトルト食品容器・包装で最も有名なのが、今回も使用するレトルトパウチ。元はアメリカの軍用食品でした。開封しやすさ、遮光性に優れている、殺菌性、輸送が容易、実用強度がある…などの点でとても便利なものだったからです。その安全性から、高齢者や病院にも受け入れられ、様々な場面で使用されています。
[ Tasting:試食会 ]
試作品の出来をチェック
レトルト加工された試作品が届き、さっそく弊社スタッフで試食会です。
ポイントはパスタだけでなく、ごはんにもあうソースかどうかというところ。ただ美味しいだけでは合格とは言えません。
トラットリアジージョの太箸シェフがテイスティングした1度目の試作品に加え、修正した2度目の試作品2品とともに3つの味を真剣に食べ比べるスタッフ一同。ごはんに合うにはとろみも欲しいかも…パスタだと塩加減がちょっと強い?…など様々な意見が飛び交いました。
この意見をシェフに伝え、最終の味の調整を工場へと伝えます。いよいよ大詰め! 期待感がみんなの中にあふれてきて、仕上がりが待ち遠しい限りです。次は実際の商品を販売するルートを確実なものにし、どうやったらより多くのお客様に手に取ってもらえるかを考えます。
あとはパッケージ!
具材が決まり、ソースのコンセプトも固まったので、次はパッケージのイメージを形にする作業です。今までに集めたサンプルや資料を検討しながら、コンセプトに合うデザインを考えていきます。ここからはいよいよ弊社の実力の見せ所。みなさんに手に取っていただけ、長く愛されるパッケージを目指し、デザインワークにとりかかります。どうぞお楽しみに!
本誌発行からの2ヶ月間、進行状況は当ブログでチェック出来ます。
また、
お問合せの受付フォームはコチラ。みなさんどうぞお気軽に送信してくださいね。
次の制作案件も企画進行中!
遠州地場のデザイン手ぬぐい
繊維のまち、浜松ならではの、こだわり抜いたデザイン手ぬぐいをプロダクト。お土産に最適な逸品を目指します。
gysのデザインを形にしてくれる協力企業様を探し求めて、ただいま奔走中!
第1弾 静岡かるた>>
コラボ×プロダクトに関するお問い合わせはこちらから
関連記事